対策とは言っても、ブリッジダイオードの後ろにコンデンサを積んだだけですが.
今回積んでいるコンデンサでは、離線後0.1秒程度で室内灯が消えてしまいますが、パッと消えるのではなく、ふわっと消えるようになるので、人間の目で見る分には未加工の状態よりもちらつきが気になりにくくなります.
もちろんコンデンサの容量を増やせば、室内灯が消えるまでの時間を延ばせますが、その分コンデンサの寸法が大きくなります.
コンデンサの隠し場所に困らない車両であれば、ある程度大きいコンデンサを積んだほうが効果が大きいです.
ちなみに私のところでは、下記のコンデンサを用意して必要に応じて使い分けてます.
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-03122/ (100uF 25V)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-03179/ (220uF 25V)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-03129/ (470uF 25V)
下記に加工手順を示します.
室内灯を分解して
室内灯基板上のレジストをはがして
レジストをはがした部分と、元々基板についている抵抗器の一端からリード線を出して
コンデンサの足を必要に応じて曲げて
室内灯基板と接続!
元通りカバーを付けて完成
あとは加工前と同じように車両に搭載すれば使えます.
コンデンサは車両の形状を見ながら適当に隠します.
搭載例
14系500番台の場合
小田急3100型NSEの場合
今回紹介する方法はLED室内灯クリアでは問題なく適用できますが、旧製品の白色室内灯には使えません.
回路構造が違っていて、電流制限素子 (抵抗器) の後ろにブリッジダイオードがあるために、仮に今回のやり方を真似てもほとんど意味がありません.
この記事の方法を試す場合は自己責任でお願いします. 失敗しても責任は持てません.
特に、コンデンサは極性を逆にすると基板上のブリッジダイオードもろとも壊れます.